毎日、決められた流れで多くの人を効率的に介護する「集団ケア」とは違い、
入居者それぞれの暮らしに寄り添ったケアを行いますので、今なにをやるか、
今後どうして行くかをスタッフ一人一人が日々考える必要があります。
そうした難しさが、やりがいとなり、スタッフのスキルをアップさせ、
入居者の方に快適に過ごしていただける環境を創れると考えています。
介護が必要になってもこれまでの暮らしと近い環境で生活していただける、我が家のような施設。
そこはスタッフにとっても、入居者のご家族にとっても、もう一つの「我が家」となるのです。
ひとりひとり状況に合わせた
質の高いケアができる
小規模なので自分の意見や
想いを運営に反映できる
ひとりひとりに目が行き届き、
サービスの質を高められる
主体的に働けるので働く喜び、
やりがいが大きい
家具や私物の持ち込み自由な個室やリハビリ、お風呂、トイレなどの生活の場で10人の入居者を固定のスタッフがケアを行うことで、より暮らしやすい環境を創り上げて行きます。
全室個室でプライバシーが
守られる
個人にあった生活リズムで
ケアが提供される
外出や家族の訪問が
気兼ねなくできる
リビングスペースで他者との
関わりを持ちやすい
季節に合わせた行事を行っています。
ユニット毎であったり、苑全体であったりと日々入居者様や利用者様へメリハリのある生活を送って頂けます。行事のプログラムや出し物も職員からの意見を基に決め、職員主体で行っています。
本人や家族が望む未来に向け、どの様に過ごしたいのかを全職種一丸となり連携し、その本人や家族を支えながら在宅生活や在宅復帰・その人らしい人生の最期等様々な視点を持ち支援を行っています。
現在、ゆがふ苑ではフィリピン、ネパールベトナムの方が在職中です。日本語学校に通いながら日本での介護士を目指し日々頑張っています。言葉や習慣の違いに苦労はありますが、入居者様とのコミュニケーションを通し日々理解しようと努力しています。その姿勢に寄り添い、共有できる様、施設長を始め学びを深めています。
社会福祉法人 沖縄にじの会
理事長 仲西常雄
憲法25条は、すべての国民に健康で文化的な生活を保障すると謳っています。
この理念を具体化するために、様々な法律が策定され、福祉六法の五つ目として、老人福祉法が1963年に施行されました。
その第2条には、「老人は多年にわたり社会の進展に寄与した者として、かつ、豊富な知識と経験を有する者として敬愛されるとともに、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障されるものとする」とあります。
2000年の介護保険導入により、福祉サービスは措置制度から契約制度に変わりました。
さまざまな福祉サービスメニューが準備されています。
しかし、そのメニューの一つである特別養護老人ホームへの入所を希望して待機している高齢者が2013年10月時点で全国集計52万2千人(沖縄県で5,153人)もいるという状況です。
昨今の介護保険の見直し改定は「介護の社会化」という理念がかすんで見えます。
私たちは、高齢者が介護が必要になっても、尊厳を保ちながら暮らし続けることができるように支援する社会福祉事業としての役割を果たせるように、家族や地域住民、自治体との連携を強めていきます。